・番人B 男


都市の門番で、ある組織から賄賂を受け取っています。
組織の人間をひそかに通行させたり、通行の際に徴収する税金を少なくしたりと不正を働いていました。

ある日、手配されている大物を通行させろという依頼が来ました。
日時の指定と変装した姿が連絡されましたが、その日はちょうど彼の休みの日でしたので、同僚の別の休みの日と交代してもらうことにしました。
交代した休みの日は、手配された人物が来る前日でした。
しかし、彼が休んでいた日にその人物が来てしまい、変装がばれて捕らえられしまいました。
どこかで連絡に手違いが生じてしまったらしく、指定された日の前日こそが、実際にその手配された人物のやって来る日だったのです。

彼は連絡が間違っていたと弁解しますが、言い訳が通じませんでした。
捕らえられた人物の救出に手を貸せと強要されます。

都市の様々な重要施設に火を放って、混乱に陥れた隙に救出するという大掛かりな計画が立案されました。
決行の日が近づいており、彼も火を放つ役割が決まっています。
もし上手くいけば、普段どおりの生活に戻れることができます。
しかし、彼はこのような大それた事を平気でできるような人物ではありません。
かといって断れば殺されますし、失敗して捕らえられても放火の罪で処罰されます。
この計画を密告することも考えましたが、彼の今までの不正も明るみに出れば、やはり処罰されてしまいます。

彼はこのまま、どうしよう、どうしようと迷ったまま何も出来ず、決行の日を迎えるでしょう。


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